住んでる地域に出没する野良猫を保護したり去勢している人は増えているけど、地域によってはその保護が仇となる可能性も出てくるらしい事

野良猫と海 フォトAC 未分類

春がやってきている所為か、近隣の田んぼや畑の方からだったり家と家の間の道の方からだったりと、野良猫の縄張り争いなのか発情期の雄叫びなのか、とにかく猫の鳴き声が1日中どこからでも聞こえていると思います。

猫が好きな人や、猫を飼っている人が聞いてもそんなに苦痛ではない声ですが、猫があまり好きではないとか嫌いな人には結構苦痛を感じる声の様です。

そう言った猫嫌いの人の声もあるので、住んでいる地域を闊歩している野良猫を地域猫と読んで保護したり去勢して行く活動をしている人は増えているので、昔の様に野良猫だらけの道と言う状況は今では少なくなっていると思います。

野良猫は増え過ぎると厄介ですが、ある程度の個体数が存在していた方がその地域には有益なので、全部の野良猫を敵視している人は少々考えを改めて欲しい所です。

野良猫を去勢し続けていると新しく猫が生まれなくなってしまうので、いつしかその地域では野良猫が居なくなってしまう可能性があります。

居なくなって清々した!と言う人も居られるかもしれませんが、野良猫が地域からいなくなると別の問題が発生するのです。

これから話すのは日本ではなく別の国の話ですが、やっぱり地域に住む野良猫を去勢し続けて行ったら猫が居なくなった通りが出来たそうです。

かつては夜になると猫の声があちこちの家の屋根や塀の上から聞こえたそうですが、去勢を徹底的に行った結果、ある時から猫の声がしなくなったのでした。

それからしばらくして、ある家で異変が起こりました。

小麦粉などを貯蔵していた備蓄庫にネズミが発生して、ほとんどの食糧を荒らされたそうです。

その事件を皮切りに、周囲の家々で備蓄していた食料がネズミに荒らされることが多くなっていったので、これはもしや地域に住んでいた猫が居なくなったからでは?と言う結論に達したそうでした。

それからは、どこかの別の地域に住んでいた猫を数匹移住させて行く事で、徐々にネズミを駆逐していったそうなので、地域猫を完全に駆除してしまう様な去勢はしない方が良いと言う結論に至ったとの事です。

つまり日本のどこかの街角でも、地域に住んでいる野良猫を去勢しまくっている状況にある場合は、将来的に地域に住んでいる猫が居なくなりネズミの発生を許す可能性が出てくるのです。

ネズミは至る所に潜伏しているので、猫の様な天敵が人家の近くに存在している状態を保っていかないと、気付いたらもうネズミが入り込んでいる!と言う状況になりかねないのです。

実は結構この認識を持たずに地域猫の去勢をしている人が多いそうなので、近隣でやたらと去勢をする活動をしている人が居たら、一度その辺の事を聞いてみて欲しいと思います。

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